シロの幕屋 – 位置図
サムエル記の時代における礼拝の中心地
北
南
東
西
地中海
エフライム部族
ベニヤミン部族
ユダ部族
シロ
幕屋・契約の箱
サムエルの奉仕地
エルサレム
後の礼拝中心地
ベテル
ヤコブの夢の場所
ラマ
サムエルの故郷
ギブア
サウルの町
ベツレヘム
ダビデの故郷
地図の凡例
⛺
シロ – 幕屋と契約の箱の場所
🏛️
エルサレム – 後の神殿の場所
🏠
ラマ – サムエルの故郷
🏘️
その他の重要都市
シロの幕屋について
📍 地理的位置: エフライムの山地、エルサレムの北約30km。ベテルとシケムの間に位置する。
⛺ 歴史的意義: ヨシュア記18:1で、ヨシュアがシロに幕屋を建てた。約300年間、イスラエルの礼拝の中心地となった。
📜 サムエルとの関係: サムエルは幼少期からシロの幕屋で祭司エリのもとで奉仕した(1サムエル1-3章)。
📦 契約の箱: 主の契約の箱がシロに安置されていた。後にペリシテ人に奪われる(1サムエル4章)。
⚠️ シロの崩壊: エレミヤ7:12-14によれば、イスラエルの罪のゆえにシロは破壊された。これは後の警告として用いられた。
礼拝の中心地の変遷
出エジプト後
荒野の幕屋 – モーセが神の指示に従って建てた移動式の幕屋
約1400 BC
ギルガル – カナン入国後、最初に幕屋を設置(ヨシュア4-5章)
約1390 BC
シロ – ヨシュアが幕屋を設置。約300年間の礼拝の中心地(ヨシュア18:1)
約1100 BC
シロの崩壊 – ペリシテ人との戦いで契約の箱が奪われる(1サムエル4章)
約1000 BC
エルサレム – ダビデが契約の箱をエルサレムに運ぶ(2サムエル6章)
約960 BC
ソロモンの神殿 – エルサレムに恒久的な神殿が建てられる(1列王6章)
なぜシロが重要なのか
シロは、エルサレムの神殿が建てられる前、約300年間にわたってイスラエルの礼拝の中心地でした。
サムエルがここで主の声を聞いたのは、単なる地理的事実ではなく、
神がご自身の民と出会う場所での出来事でした。
「主が来られ、そばに立って、呼ばれた」(1サムエル3:10)
これはシロで起こった出来事です。

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