聖書を学ぶ大切さ

聖書 memorandum(備忘録)

目次

聖書を読むあなたへ:神様の心を深く知り、人生を豊かにする旅

聖書学習への招き

聖書を読み始めると、たくさんの疑問が生まれます。 神様の御心はどこにあるのか?何が良いことなのか?旧約聖書はなぜ必要なのか? でも安心してください。聖書は聖書から学べます。神様の御心は、み言葉の中にちゃんと記されているのです。 聖書は奥深く、学んでも学びきれませんが、確実に一歩ずつ進むために、「聖書を学ぶ大切さ」について聖書が教えている箇所を整理しました。

旧約聖書と新約聖書

  • なぜ旧約聖書が大切なのか
  • 新約聖書は旧約聖書の完結編です
  • 旧約聖書はイエス・キリストを証している
  1. 聖書を読むあなたへ:神様の心を深く知り、人生を豊かにする旅
    • 聖書を学ぶことの大切さ
    • 4つの視点から考える信仰の基盤
    • なぜ旧約聖書を学ぶのか?
    • 私たちの教えのために書かれた
    • 警告と教訓として
    • 救いに至る知恵を与える
    • 神の回復の計画が記されている
  2. 聖書朗読の力と効果
    • 理解を助ける朗読
    • 教会の重要な務め
    • 信仰を生み出す力
    • 祝福への道
  3. 「御国の学者」とは何か?
    • 御国の学者の特質
  4. なぜ聖書を通読するのか?
    • 王が律法を書き写した理由
    • 継続的な黙想の祝福
    • 完全に整えられるために
    • 神の言葉の力を体験する
  5. 新約聖書に書かれている見逃してほしくない記事
    • 信仰による救い
    • イエス・キリストを信じた人に与えられた、内に住む聖霊様の力
    • ユダヤ人以外にも救いがあること
    • 主イエスの永遠の臨在の約束
  6. 神との生きた関係を築く
    • 聖書学習がもたらす豊かな恵み

1. 旧約聖書と新約聖書

聖書は大きく二つの部分に分かれています。

旧約聖書:イエス・キリスト誕生前  新約聖書:イエス・キリスト誕生後

なぜ旧約聖書が大切なのか

新約聖書には、直接主イエスが話されたことや主イエスの教えが書かれています。しかし、旧約聖書そしてその背景を知るともっと深く理解できます。

1. 新約聖書は旧約聖書の完結編です

イエスはこう言われました。

マタイによる福音書 5章17節(口語訳) 「わたしが来たのは律法や預言者を廃棄するためだと思ってはならない。廃棄するためではなく、成就するために来たのである」

「律法」とは旧約聖書に書かれた神の教えです。 「預言者」とは神が将来について語られた約束(契約)です。 イエスは、「旧約聖書の契約が、わたしによって実現する」と言われたのです。

書籍はこの時代、時間がなくてとりあえず知識だけ欲しくて完結編だけ読む人がいるかも知れませんが、新約聖書は旧約聖書というプロセスを読んでこそ、その真の意味を実感するので、生活にも適用しやすいです。

2. 旧約聖書はイエス・キリストを証している

イエス自身がこう言われました。

ヨハネによる福音書 5章39節(口語訳) 「あなたがたは、聖書の中に永遠の生命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである」

イエス様が言われている「聖書」とは旧約聖書のことです。この時代には旧約聖書しかありませんでした。旧約聖書を読むと、イエス・キリストが現されていることが分かります。


2. 聖書を読むあなたへ:神様の心を深く知り、人生を豊かにする旅

聖書を学ぶことの大切さ

4つの視点から考える信仰の基盤

クリスチャンにとって聖書は信仰の基盤となる大切な書物ですが、「なぜ聖書を学ぶのか」「どのように読むべきか」について、聖書自身が何を教えているのでしょうか。今回は4つの重要な視点から、聖書学習の意義について考えてみましょう。

なぜ旧約聖書を学ぶのか?

旧約聖書は古い書物だから現代には関係ない、と思う方もいるかもしれません。しかし、新約聖書は旧約聖書を学ぶ重要な理由を教えています。

■ 私たちの教えのために書かれた

ローマ人への手紙 15章4節(口語訳) 「これまでに書かれた事がらは、すべてわたしたちの教のために書かれたのであって、それは聖書の与える忍耐と慰めとによって、希望をいだかせるためである」

旧約聖書は単なる歴史書ではありません。そこには神の性質、人間の罪と救いの必要性、そして将来のキリストの到来に関する真理が記されており、私たちが信仰を深め、神の計画を理解するために不可欠なのです。

■ 警告と教訓として

コリント人への第一の手紙 10章6節、11節(口語訳) 「これらの出来事は、わたしたちに対する警告であって、彼らがむさぼったように、わたしたちが悪をむさぼることのないためである」「これらの事が彼らに起ったのは、他に対する警告としてであって、それが書かれたのは、世の終りに臨んでいるわたしたちに対する訓戒のためである」

過去の失敗から学び、同じ過ちを繰り返さないための貴重な教材なのです。

■ 救いに至る知恵を与える

テモテへの第二の手紙 3章15-16節(口語訳) 「また幼い時から、聖書に親しみ、それが、キリスト・イエスに対する信仰によって救に至る知恵を、あなたに与えうる書物であることを知っている。聖書は、すべて神の霊感を受けて書かれたものであって、人を教え、戒め、正しくし、義に導く訓練をするのに有益である」

旧約聖書は、メシア(キリスト)に関する預言や神の律法を示し、イエス・キリストを信じる信仰へと導く準備的な役割を果たしているのです。

■ 神の回復の計画が記されている

使徒行伝 3章19-21節(口語訳) 「だから、自分の罪をぬぐい去っていただくために、悔い改めて本心に立ちかえりなさい。それは、主のみ前から慰めの時がきて、あなたがたのためにあらかじめ定められたキリスト・イエスを、神がつかわして下さるためである。このイエスは、神が聖なる預言者たちの口をとおして、昔から語っておられた万物更新の時まで、天にとどめ置かれるのである」

終末の神の回復の計画は旧約聖書に現れています。神が「聖なる預言者たちの口をとおして、昔から語っておられた万物更新の時」とあるように、旧約聖書の預言者たちを通して語られた神の壮大な回復計画を理解することで、私たちは神の永遠の御心をより深く知ることができるのです。


3. 聖書朗読の力と効果

現代では個人で静かに聖書を読むことが多いですが、声に出して読む「朗読」にも特別な意味があります。

■ 理解を助ける朗読

ネヘミヤ記 8章8節(口語訳) 「彼らは神の律法の書を明瞭に読み、その意味を解き明かして読むところを悟らせた」

■ 教会の重要な務め

テモテへの第一の手紙 4章13節(口語訳) 「わたしが行くまで、聖書の朗読と勧めと教えとに専念しなさい」

■ 信仰を生み出す力

ローマ人への手紙 10章17節(口語訳) 「したがって、信仰は聞くことによるのであり、聞くことはキリストの言葉から来るのである」

■ 祝福への道

ヨハネの黙示録 1章3節(口語訳) 「この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである」


4. 「御国の学者」とは何か?

マタイによる福音書 13章52節(口語訳) 「そこで、イエスは彼らに言われた、『それだから、天国のことを学んだ学者は、新しいものと古いものとを、その倉から取り出す家の主人のようなものである』」

御国の学者の特質

古いものへの理解: 旧約聖書を通して示された神の真理を深く知っている 新しいものの受容: イエス・キリストがもたらした福音の新しい真理を心から受け入れている 教え導く能力: 古い真理と新しい真理を関連付け、バランスよく人々に教えることができる

つまり「御国の学者」とは、旧約と新約の両方を理解し、それらを効果的に教え伝えることができる、恵みに満ちた知恵ある教師のことを指しているのです。


5. なぜ聖書を通読するのか?

聖書は厚い本で、通読(最初から最後まで読み通すこと)は大変に思えるかもしれません。しかし、聖書は通読することの重要性を教えています。

■ 王が律法を書き写した理由

申命記 17章18-19節(口語訳) 「彼が国の王位に座すようになったならば、レビびとである祭司の前にある律法の書から、これを写し取って自分の書物とし、世に生きながらえる日の間、常にそれを読んで、その神、主を恐れることを学び、この律法のすべての言葉と、これらの定めとを守って行わなければならない」

■ 継続的な黙想の祝福

ヨシュア記 1章8節(口語訳) 「この律法の書をあなたの口から離すことなく、昼も夜もそれを思い、そのうちにしるされていることを、ことごとく守って行わなければならない。そうするならば、あなたの道は栄え、あなたは勝利を得るであろう」

■ 完全に整えられるために

テモテへの第二の手紙 3章16-17節(口語訳) 「聖書は、すべて神の霊感を受けて書かれたものであって、人を教え、戒め、正しくし、義に導く訓練をするのに有益である。それによって、神の人が、あらゆる良いわざに対して十分な準備ができて、完全にととのえられた者になるのである」

■ 神の言葉の力を体験する

ヘブル人への手紙 4章12節(口語訳) 「というのは、神の言は生きていて、力があり、もろ刃のつるぎよりも鋭くて、精神と霊魂と、関節と骨髄とを切り離すまでに刺しとおして、心の思いと志とを見分けることができる」


6. 新約聖書に書かれている見逃してほしくない記事

旧約聖書の理解を深めた上で、新約聖書には私たちの信仰生活にとって欠かせない重要な真理が記されています。ここでは特に心に留めておきたい箇所をご紹介します。

■ 信仰による救い

ローマ人への手紙 3章21-22節(口語訳) 「しかし今や、律法とは関係なく、しかも律法と預言者とによってあかしされて、神の義が現わされた。それは、イエス・キリストを信じる信仰による神の義であって、すべて信じる人に与えられるものである。そこにはなんの差別もない」

旧約聖書の律法と預言者が証ししていた神の義が、イエス・キリストを信じる信仰によって私たち全てに与えられるという、福音の中心的メッセージです。

■ イエス・キリストを信じた人に与えられた、内に住む聖霊様の力

エペソ人への手紙 1章13節(口語訳) 「あなたがたもまた、キリストにあって、真理の言葉、すなわち、あなたがたの救の福音を聞き、また、彼を信じた結果、約束された聖霊の証印を受けたのである」

神は、私たちの罪を赦し、贖ってくださっただけでなく、一歩一歩ですが聖く生きる力、神の御心を行う力をも与えてくださっているのです。

■ ユダヤ人以外にも救いがあること

エペソ人への手紙 3章6節(口語訳) 「それは、異邦人が、福音により、キリスト・イエスにあって、わたしたちと共に神の国をつぐ者となり、共に一つのからだとなり、共に約束にあずかる者となることである」

異邦人とは、ユダヤ人以外を指していて、男も女も若い者も年配の方も、子供も、すべての国民が共に約束の救いを受けられるのです。

■ 主イエスの永遠の臨在の約束

マタイによる福音書 28章20節(口語訳) 「見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」

また、**ヨハネによる福音書 14章18節(口語訳)**では、 「わたしは、あなたがたを捨てて孤児とはしない。あなたがたのところに帰って来る」

イエス・キリストは私たちを決して見捨てることなく、世の終わりまでいつも共にいてくださるという、信仰者にとって最も心強い約束が記されています。

これらの新約聖書の真理は、旧約聖書の土台の上に建て上げられた神の完全な救いの計画の成就を示しており、私たちの日々の信仰生活を支える確かな希望となるのです。


7. 神との生きた関係を築く

聖書学習がもたらす豊かな恵み

聖書を学ぶ理由をまとめると:

神の全体像を理解する 部分的な知識でなく、神の計画全体を把握できる 神の御心を深く知る 多角的に真理を学べる 霊的成長のため 信仰が育まれ、人格が形成される 誤った教えから守られる 全体理解により、偏った解釈を避けられる 神との関係を深める 神の声を聞き、親密な関係を築ける 良い業のために整えられる 神が望まれるように完全に整えられる

聖書学習は単なる知識の習得ではなく、神との生きた関係を築き、私たちの人生を豊かにする実践なのです。旧約聖書から新約聖書まで、朗読を通じて、通読を通じて、神の言葉の豊かさを味わっていきましょう。



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