ダニエル書9章に行く前に、こちらの方が間近に迫っていると考えられる聖書預言、エゼキエル38章にあるエゼキエル戦争を先に書きたいと思います。″
クリスチャン同士の会話でも感じるのですが、ハルマゲドンの戦いと、エゼキエル戦争があやふやです。私もあやふやでした。そもそもエゼキエル戦争って何?と思ってらっしゃる方の為に、近未来と考えられるエゼキエルについて本文で簡単にご説明します。
これらはみな霊的なことを指していて、地名に当てはめる必要はなく、マゴクの地のゴクとは人間の心の中の神の真理を拒む思いを言うのだという考えもあります。心を見張る事は大切です、しかし絶対だとは言いませんが、字義通りの解釈の仕方を知ると中東情勢が理解しやすくなります。ここでは字義通りで解釈していきます。
私のサイトでは、知っておきたい聖書の話をもう一度調べ確かめる作業をしています。
目次
- 1 旧約聖書のエゼキエル書38章で2600年前に預言されている戦争のことです。
- 2 わたしの大いなることと、わたしの聖なることとを、多くの国民の目に示す
- 3 それでは、旧約聖書エゼキエル書38書の預言の根拠を解説します
- 4 マゴク、メセク、トバルってどこ?
- 5 プテとは?ゴメルって?ペテ・トガルマは?
- 6 エゼキエルの時代から多くの日が経ちました。
- 7 イスラエルは安全保障上は安心している時代です
- 8 富を多く持っているイスラエルの富を奪いに来る戦いです。
- 9 神が聖であることを諸国の民が知る事が目的です。
- 10 その日イスラエルの地に全世界が分かるほどの大きな地震が起きます。
- 11 混乱して、同士討ちが始まります
- 12 イスラエルは戦わずしてこの戦いに勝利します。
- 13 この事が起こったことを知ったら、是非、聖書を読んでください。
- 14 結論-3つの提案
旧約聖書のエゼキエル書38章で2600年前に預言されている戦争のことです。
はじめに結論を実際の国名でお伝えします。実名でエゼキエル戦争のあらすじをお伝えした方が代名詞を使用するよりイメージがつかみやすいからです。どうしてこの国名であることが分かるのか、その根拠については後でご説明します。
エゼキエル戦争とは、ロシアを先頭にイラン、エチオピア、 リビア、ドイツ、ポーランド、アルメニア、トルコと多くの連盟国が、富(天然ガス田や土地など)を狙ってイスラエルを攻撃します。この戦争は覇権ではなく富を狙っての戦争です。
これら連合軍によって容赦なく攻撃される絶体絶命のイスラエルですが、なんと・・・神様がイスラエルを奇跡的に勝利に導きます。全世界の人々が見ている面前で、大地震、同士討ち、疫病、流血、豪雨、雹、硫黄などのあからさまに神のみ手によると分かる天変地異によって、連合軍は敗北します。
イスラエルは軍事的に勝利するのではなく、神の助けによって奇跡的に勝利します。
それは、この奇跡をリアルタイムで見聞きした全世界の人々がイスラエルの神(聖書の神)がまことの神であることを知るためです。ここまでが簡単なあらすじです。
わたしの大いなることと、わたしの聖なることとを、多くの国民の目に示す
わたしとは神様のことです。面前でって?・・地球の裏側のことを面前で見るって?・・と思いますが地球の裏側の状況を現代では、衛星放送やネットによって、リアルタイムで全世界の人々がこの奇跡を見ることが出来る時代です。
38:23そしてわたしはわたしの大いなることと、わたしの聖なることとを、多くの国民の目に示す。そして彼らはわたしが主であることを悟る。
エゼキエル書38:23
私は字義どおり聖書を信じています。そのままこのことが起こった時に「聖書の伝えることは本当だ」とはっきりわかるように今、発信しておきたいと思いました。これが起こった時あなたが聖書の神様を信じるようになっていただきたいからです。
それですので、これらの攻めてくる国に対して「戦わずしてイスラエルが勝つ」このようなことが起こったらなら不安や恐怖に襲われることなく落ち着いて聖書の預言を思い出してください。これは神様がすでに預言されていたことです。
この戦争の目的は神を知るようになることです。
聖書の言っていることは真実だと知ったなら、迷うことなく聖書の神様を信じてください。
マゴク、他戦争に参加する国の人々も神様を知ることが出来ますように願っています。
主イエスは言われます
イエス様
わたしは道であり、真理であり、命である。だれでもわたしによらないでは、父のみもとに行くことはできない。
主イエスが示す天国への道の進み方は天国行のパスポートにあります。これを読めば分かります誰でも信じ従うものは救われます。
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それでは、旧約聖書エゼキエル書38書の預言の根拠を解説します
ロシアとトルコとドイツがなぜ同盟を?と思うほど一昔前まではエゼキエル書38章の預言は世界情勢から見るとありえない状況だったのですが、近年、あり得る状況になってきているのです。
マゴク、メセク、トバルってどこ?
38:1主の言葉がわたしに臨んだ、 38:2「人の子よ、メセクとトバルの大君であるマゴグの地のゴグに、あなたの顔を向け、これに対して預言して、 38:3言え。主なる神はこう言われる、メセクとトバルの大君であるゴグよ、見よ、わたしはあなたの敵となる。
エゼキエル書38:1-3
①メセクはモスクワの語源です。トバルはシベリアのトボリスクの語源です。
メセクとトバルの両方を統治する国マゴクはロシアと言えます。
ゴグとはトップリーダーの立場のことを言い、ロシアのリーダーの事です。
ここではヘブル語でロシュと言ってロシアのことを指します。
②一世紀のユダヤ人の歴史家ヨセフスの「ユダヤの古代誌」一巻の60ページに
マゴクはマゴク人を植民させた。その民族名は彼の名にちなんでいるが彼は現在ギリシャ人によりスキュタイ人とよばれている。
とあり、スキュタイ人は諸説あるのですが、黒海とカスピ海の間にあった地に住んでいた人々で、この地(カフカース)コーカサスより北の地がマゴクで現在実在する国はロシアです。
38:4わたしはあなたを引きもどし、あなたのあごにかぎをかけて、あなたと、あなたのすべての軍勢と、馬と、騎兵とを引き出す。彼らはみな武具をつけ、大盾、小盾を持ち、すべてつるぎをとる者で大軍である。
エゼキエル書38:4
③ロシアは騎馬民族であるモンゴルの占領下にあった(タタールのくびき)時代に騎馬民族の技術を習得して逆に弱ったモンゴルを乗っ取った歴史があります。顎に鍵をかけてとは馬を御する轡のことを指していて馬と騎兵は騎馬民族のスピリットを持つロシアを暗示と考えると一致します。
38:14それゆえ、人の子よ、ゴグに預言して言え。主なる神はこう言われる、わが民イスラエルの安らかに住むその日に、あなたは立ちあがり、 38:15北の果のあなたの所から来る。多くの民はあなたと共におり、みな馬に乗り、その軍隊は大きく、その兵士は強い。
エゼキエル38:14-15
④ここでいう、あなたとはマゴクのゴクのことでロシアの首長とすると、ロシアの首都モスクワはイスラエルから見て、まっすぐに北の果てに位置します。
プテとは?ゴメルって?ペテ・トガルマは?
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38:5ペルシャ、エチオピヤ、プテは彼らと共におり、みな盾とかぶとを持つ。 38:6ゴメルとそのすべての軍隊、北の果のベテ・トガルマと、そのすべての軍隊など、多くの民もあなたと共におる。
エゼキエル38:5-6
ペルシャはイランのことだと世界史で名前が出てきます、文句なしにイランです。
プテとはリビアのことです。ヨセフスの「ユダヤの古代誌」より。
エチオピアは昔スーダンと一つの国で、クシュ王国があった場所です。エチオピアとスーダンの事を指します。
ゴメルはタルムードやミッドラッシュではゲルマイニアと呼んでいて、ヘブライ語でドイツと言う意味です。ゲルマン民族です。(フルクテンバウム博士説)ウクライナから西はドイツに達するまでという説もあります。
ベテ・トガルマとはベテはヘブライ語で家 トガルマの家と言う意味です。アナトリア半島は鉄器をもたらしたヒッタイト人発祥の地です。そこにグールンと言う町があり、グールンはヒッタイト語でテガラマと言い語源がトガルマと言われています。
アナトリア半島を支配しているのはトルコ共和国です。アルメニアは隣国で両方にまたがる説があります。
エゼキエルの時代から多くの日が経ちました。
38:7あなたは備えをなせ。あなたとあなたの所に集まった軍隊は、みな備えをなせ。そしてあなたは彼らの保護者となれ。 38:8多くの日の後、あなたは集められ、終りの年にあなたは戦いから回復された地、すなわち多くの民の中から、人々が集められた地に向かい、久しく荒れすたれたイスラエルの山々に向かって進む。その人々は国々から導き出されて、みな安らかに住んでいる。
エゼキエル38:7-38
多くの日の後とは、エゼキエルが預言した日より多くの日(2600年)がすでに経っています。
イスラエルは安全保障上は安心している時代です
38:9あなたはそのすべての軍隊および多くの民を率いて上り、暴風のように進み、雲のように地をおおう。38:10主なる神はこう言われる、その日に、あなたの心に思いが起り、悪い計りごとを企てて、 38:11言う、『わたしは無防備の村々の地に上り、穏やかにして安らかに住む民、すべて石がきもなく、貫の木も門もない地に住む者どもを攻めよう』と。
エゼキエル38:9-11
イスラエルは、敵に囲まれています。シャローム(平和)ではないのですが、核を保有して安全保障上の安心を持っています。
富を多く持っているイスラエルの富を奪いに来る戦いです。
38:12そしてあなたは物を奪い、物をかすめ、いま人の住むようになっている荒れ跡を攻め、また国々から集まってきて、地の中央に住み、家畜と貨財とを持つ民を攻めようとする。 38:13シバ、デダン、タルシシの商人、およびそのもろもろの村々はあなたに言う、『あなたは物を奪うために来たのか。物をかすめるために軍隊を集めたのか。あなたは金銀を持ち去り、家畜と貨財とを取りあげ、大いに物を奪おうとするのか』と。
エゼキエル38:12-13
今までも経済危機の事態だからこそ戦争が起こっています。
エゼキエル戦争は覇権ではなく富の奪い合いです。
神が聖であることを諸国の民が知る事が目的です。
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38:16あなたはわが民イスラエルに攻めのぼり、雲のように地をおおう。ゴグよ、終りの日にわたしはあなたを、わが国に攻めきたらせ、あなたをとおして、わたしの聖なることを諸国民の目の前にあらわして、彼らにわたしを知らせる。
エゼキエル38:16
この戦争の意味は神の聖なることを表して諸国に神を知らせることにあります。
神の力によって戦わずにイスラエルは勝利します。全世界の国民が聖書の神を知り、認めることが出来ますように。
38:17主なる神はこう言われる、わたしが昔、わがしもべイスラエルの預言者たちによって語ったのは、あなたのことではないか。すなわち彼らは、そのころ年久しく預言して、わたしはあなたを送って、彼らを攻めさせると言ったではないか。
エゼキエル38:17
昔から預言しています。聖書にその証拠が書かれています。
その日イスラエルの地に全世界が分かるほどの大きな地震が起きます。
38:18しかし主なる神は言われる、その日、すなわちゴグがイスラエルの地に攻め入る日に、わが怒りは現れる。 38:19わたしは、わがねたみと、燃えたつ怒りとをもって言う。その日には必ずイスラエルの地に、大いなる震動があり、 38:20海の魚、空の鳥、野の獣、すべての地に這うもの、地のおもてにあるすべての人は、わが前に打ち震える。また山々はくずれ、がけは落ち、すべての石がきは地に倒れる。
エゼキエル38:18-20
混乱して、同士討ちが始まります
38:21主なる神は言われる、わたしはゴグに対し、すべての恐れを呼びよせる。すべての人のつるぎは、その兄弟に向けられる。
エゼキエル38:21
イスラエルは戦わずしてこの戦いに勝利します。
38:22わたしは疫病と流血とをもって彼をさばく。わたしはみなぎる雨と、ひょうと、火と、硫黄とを、彼とその軍隊および彼と共におる多くの民の上に降らせる。 38:23そしてわたしはわたしの大いなることと、わたしの聖なることとを、多くの国民の目に示す。そして彼らはわたしが主であることを悟る。
エゼキエル38:22-23
疫病、流血、洪水、雹、火、硫黄、多くの天変地変が起こります。
彼とはイスラエルを攻める首長、マゴクに地のゴクで、彼だけではなく、その軍隊、そして、
彼と共におるとあるので、彼につく多くの民の上にも災害を降らせると書かれています。
歴史の中でイスラエルを呪う者は呪われ、イスラエルを祝福する者には祝福があったことを、いい加減に学習すべきだと思います。イスラエルを攻める者にはそれが気づけないので、気づけるように怒りや欲を捨て兄弟を愛することが出来るように祈りが必要なのだと思います。
そして人は全知全能ではなく、人間の力による統治は不完全で、人は完全ではないことをどんな時も自覚しているのは大切なことです。この大切なことを知るためにこの事が起こります。ヨブ記のヨブも試練を通して大切なことを学びました。一番重大な罪は神を認めない人間の高慢です。
この時あなたが生きていたなら、今もなお神はあなたに愛を持ってこのことを語っておられます。
今からでも遅くはありません。
この事が起こったことを知ったら、是非、聖書を読んでください。
もちろん今からでも聖書を読んでいただきたいです。
必ず神様は預言を成就します。歴史をつかさどっておられる、この世界の創造主です。今からでも、これらのことが起こったと知った時でも遅くはないのです、救い主イエス様のメッセージを受け入れ信じる者は救われます。
この事が携挙(ラプチャー)の前に起こるのか、後に起こるのか、それは分かりませんが、今の世界情勢を考えると、近未来に起こると予想するのは私だけではありません。
携挙(ラプチャー)については別の記事を参照してください。
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なぜこれだけあからさまに聖書預言が語られているにもかかわらず、しかもイスラエルを攻撃する者が敗北すると聖書に記してある分の悪い戦争を仕掛けるのでしょうか。
それは、イスラエルを攻撃する者達が聖書を信じていないからです。
この戦争が起こらずに全人類が最初から聖書の神を信じることが出来たならと願います。もし起こってしまうなら、聖書を信じいないから起こってしまうのです。いま語る必要があると思うので、このサイトではダニエル書、黙示録から、これからも暫く聖書の終末預言について一般信徒でもわかるように語っていきたいと考えています。
この投稿をして随分経って今更ですが、とても共感した記事が載っているサイトがあったのでご紹介します。投稿の初めに載せたかったのですが、どうしても目次と被ってしまって上手くいきませんでした。私の技術不足です。それですので記事の終わりですが引用を乗せさせていただきます。この記事にとても共感できたからです。終末論は謙遜に研究し続ける必要があるのだと学びました。
そしてこのサイトから、イスラエルの為に、エルサレムの平和の為に祈ることの大切さ、終末論を語るうえでの謙虚さとは・・・など、学ばせていただきました。
以下BFPからの引用とURLです。
結論-3つの提案
1.研究し続けてください
このような事柄は、主がこの預言を成就されるまで、誰もが完全に理解することはできない、非常に深いものです。研究し続けるにはやりがいのある領域です。みことばは、「身を、目を覚ましていなさい」と励ましています。私たちが今、生きるこの時代を正確に識別していきましょう。
2. 謙遜で、偏見なく
終末論に関しては、謙遜な思いが必要です。善意を持って深く研究している人々とこれらの預言に関する異なった見解があることも認めてください。それは、私が間違っていることを意味するかもしれませんし、あなたが間違っていることを意味するかもしれません。これらの問題について愛と平和のきずなが断たれることのないようにしましょう。
3.これらの国々のために祈ってください
これらのすべての国々のために祈ってください。イスラエルに対する愛のゆえに、他の国々のために祈ることを忘れないように注意してください。神はすべての人が滅びることなく永遠の命を得ることを望んでおられます。今は全く希望のない国々のように見えたとしても、また、将来イスラエルに敵対することが預言されている国々であったとしても、何とかして幾人かでも救われることを忘れずにお祈りください。神は全世界を愛され、すべての人が神と和解することを求めておられるからです。
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