はじめに
―族長から王国、そして新しい契約へ―
2026年1月17日出エジプト記6:2-13、歴代誌下6章、7章、ルカ5:27-39
今日の通読箇所は、一見バラバラに見えるかも知れません。しかし、これらを貫く一つの大きなテーマがあります。それは「神の苦しみの計画が段階的に進んでいく」という真理です。エジプト記では神の名前の啓示、歴代誌下ではソロモン王国の実現、ルカでは新しい契約の到来。
目次
出エジプト記6章:神の名前の段階的啓示
エル・シャダイからヤハウェへ
出エジプト記6:2-3は、聖書の中でも最も重要な神学的宣言です。
「神はモーセに宣言して仰せられた。『わたしは【主】である。わたしは、アブラハム、イサク、ヤコブに、全能の神として現れたが、【主】という名前では、わたしを彼らに知らなかった。」(出エジプト6:2-3)
ここで注目すべきは、原語のニュアンスです:
・全能の神 = エル・シャダイ(אֵל שַׁדַּי / El Shaddai)
・主 = ヤハウェ(יהוה / YHWH)
これは「族長たちヤハウェという名前を知らなかった」という意味ではありません。創世記を見れば、ヤハウェという名前自体は何度も登場します。
体験的な知識の違いです。
族長達「全能の神(エル・シャダイ)」として神を体験しました。個人の祝福、守り、考察の神として。 しかし、「ヤハウェ」としての神の本質—つまり「わたしはある(I AM)」という存在自体、歴史を修正し、民族全体を悩んで契約実行者としての神—これを完全には体験していませんでした。
今、エジプトにいるイスラエルの民が、出エジプトという決定的な困難の業、初めて「ヤハウェとはこういう神なのか!」と知ることになるのです。
👇こちらの記事では詳しく「ヤハウェ」の意味を取り上げています。ご覧ください
なぜ「ヤコブ」という名前が使われるのか
続きまして、6:3と6:8の両方で神は「ヤコブ」という名前を使っています。神はヤコブに「イスラエル」という新しい名前を与えたのに(創世記32:28)、なぜここで「ヤコブ」なのでしょうか。
これには深い神学的意味があります:
- 変わらない
愛神の愛は、私達の「イスラエル(勝利者)」になる前から注目がれています。 - 歴史の連続性
弱かった者が強くされる、これが神の物語です。 今エジプトで奴隷として苦しむ民にとって、「神は弱かったヤコブをも愛された」という事実は大きな慰めとなります。 - 契約の確実性
神は人間的な不完全さではなく、契約を守られる方です。
六つの「わたしは」の約束(6:6-8)
出エジプト記6:6-8には、神の六つの「わたしは」の宣言があります:
- 「わたしは【主】である」
- 「わたしはあなたがたをエジプトの苦役の下から連れ出し」
- 「労務から苦しむ」
- 「伸びた腕と大いなるさばきによってあなたがたを守る」
- 「わたしはあなたが撮ってわたしの民として」
- 「わたしはあなたがたの神になります」
これは過越の祭りで飲む四杯の杯の根拠となる部分です。そして、この約束は今も生きています。神は今も、自分の民を受け止めから連れ出し、自分の民として、彼らの神になってください。
歴代誌下6-7章:約束の一部の実現と完全な成就への希望
ソロモンの含むような祈り
歴代誌下6章のソロモンの祈りは、旧約聖書の中でも最も美しく、祈りの一つです。彼は以下のために祈りました:
・イスラエル人のため(6:24-31)
・外国人のため(6:32-33)
・戦いに行く者のため(6:34-35)
・まだやっていない捕囚のため(6:36-39)
特に注目すべきは、まだ捕虜がいないのに、ソロモンがすでに「もし捕囚されたなら」と待っていることです。
神の応答:7章14節の約束
そしてモンの祈りに対する神の応答が、歴代誌下7:14の有名な約束です:
「わたしの名前を求めているわたしの民がみずからへりくだり、祈りをささげ、わたしの顔を慕い求める、その悪い道から立ち返るなら、わたしが優しい天から聞いて、彼らの罪を赦し、彼らの地をいやそう。」
訳語で見る4つの条件:
- へりくだる(כָּנַע / kana)—自己を怖くする
- 祈る(פָּלַל / palal)—とりなし、嘆願
- 顔を求める(בָּקַשׁ / baqash)—熱心に探し求める
- 悪い道から帰る(שׁוּב / shuv)—方向転換、悔い改め
そして神の3つの応答:
- 聞く(שָׁמַע / シャマ)
- 赦す(סָלַח / サラッハ)
- 癒す(רָפָא / rapha)
この「癒す(rapha)」という言葉は、肉体の癒しにも、土地の回復にも、関係の修復にも使われます。神は全てを癒される方です。
レボ・ハマテからエジプト川まで:約束の部分的実現
歴代誌下7:8には重要な地理的記述があります:
「ソロモンは、このとき、一緒いた全イスラエル、ついでに、レボ・ハマテからエジプト川に行くまで大集団といっしょに、7日間の祭りを行った。」
これは神がアブラハムに約束された土地の範囲を示しています。しかし、ここに重要な真理があります。
原語の意味:
・レボ・ハマテ(לְבוֹא חֲמָת / levo hamat)= 「ハマテの入口」
現代シリアのハマ付近、ダマスカスの北約200km
・エジプトの川(נַחַל מִצְרָיִם / nahal mitsrayim)=シナイ半島北東部のワディ
創世記15:18で神がアブラハムに約束されたのは「エジプトの川からユーフラテス川まで」でした。しかし、ソロモンの実効支配者は「レボ・ハマテまで」でした。
これは失敗でお願いしますか?いいえ、これは希望です。
場合:
- 人間の栄光の絶頂(ソロモン王国)でも、神の約束の完全には見れない
- だから、もっと偉大な王が必要
- その王こそキリスト
ソロモンは歴史上最も知恵があり、最も富んでいて、最も平和を実現し、最も壮麗な神殿を建てました。
約束の地の境界線の変遷
- アブラハムへの約束は完全な理想を示す(創世記15:18)
- ソロモンの栄光の時代でも部分的な実現(歴代誌下7:8)
- レボ・ハマテは現実的な北限として、約束の実質的成就を示す
- 完全な成就はメシア的王国で実現する(神の計画の段階的進展)
• レボ・ハマテ(לְבוֹא חֲמָת)= 「ハマテの入口」は、現代シリアのハマ付近
• ユーフラテス川からは約200km南に位置
• ソロモンの実効支配の北限がレボ・ハマテ
• しかし影響力はユーフラテス川流域まで及んでいた(列王記第一4:21)
• 神の約束は段階的に成就し、最終的にはキリストの王国で完全に実現する
神は裏切りを予見していた(7:19-22)
歴代誌下7:19-22で、神はイスラエルの今後の背信と、その結果としての神殿破壊を予告します。これを読んで疑問が湧きます:「神は裏切られることを知っていて、それでもこの言葉を遠慮したのでしょうか?」
答えは「はい」です。しかし、これは怖いではなく、警告です。
原語的考察:
7:19の「もし」(אִם / im)は条件を示す接続詞で、考え方された未来を示しています。
神はよく知っていますが、イスラエルに真の選択の自由も与えられます。この警告は:
- 予防的な愛 — 親が子どもに「火に触れたら火傷するよ」と警告します
- 悔い改めへの招き — 7:14の美しい約束がその核心
- 神の性質の啓示 — 神は義である途中見深い
神は裏切りを許可されましたが、許容ではおられません。そして残念な改め道も用意されています。
ルカ5章:新しい契約の始まり
イエスが「そこで」
ルカ5:27-32でイエスは取税人レビ(マタイ)を弟子として招きます。そして取税人や立ち会いたちと食事をすることで、パリサイ人の批判を受けます。
イエスの答えは明確です:「わたしは正しい人を決めるためではなく、不快を招いて、悔い改めさせるために来たのです。」(5:32)
これは出エジプト記6章の「わたしはあなたがたをエジプトの苦役の下から連れ出し」という宣言の新約的実現です。イエスは罪という奴隷状態から私たちを連れ出すために来られました。
新しいぶどう酒の悩み:古いものと新しいもの
ルカ5:36-39の「新しいぶどう酒」の見通しは、一見矛盾しているように見えます:
36-38節では「新しいもの」が良いとされています:
「だれも、新しい着物から布切れを引き裂いて、古い着物に継ぎ目をするようなことはしません」
「新しいぶどう酒は新しい皮袋に入れなければなりません」
39節では「古いもの」が良いとされています:
「また、誰でも古いぶどう酒を飲んでから、新しいものを好みはしません。『古いものは良い』と言います。」
これは違うのではなく、二重の真理を教えています。
36-38節:新しいものの価値
・イエスが終わる新しい契約
・聖霊による新しい命
・古い律法主義の信念では受け入れられない福音
39節:人間の現実への結末
・これは問題です
・人は慣れ親しんだものを好む傾向がある
・パリサイ人の頑固ななさを指摘している
原語から:
「良い」(χρηστός / chrestos)= 「まろやか」「熟成した」
古いぶどう酒は確かに熟成して美味しい。しかし、イエスが提供しているのは全く新しい次元のものです。
全体を貫くテーマ:神の計画の段階的進展
今日の三つの箇所を俯瞰すると、明確なパターンが見えてきます:
- 族長時代(出エジプト記6章)
・エル・シャダイとしての啓示
・個人的な祝福の神
・約束の始まり - 出エジプト(出エジプト記6章)
・ヤハウェとしての啓示
・民族を切る神
・約束の展開 - ソロモン王国(歴代誌下6-7章)
・約束の部分の実現
・レボ・ハマテまでの支配人
・完全な成人へへのお知らせ - 捕虜と帰還(歴代誌下7:14)
・悔い改めと癒しの約束
・神の忍耐と覚悟 - イエスの来臨(ルカ5章)
・新しい契約の到来
・悩みを覚悟主
・古いを超える福音 - 完全な成就
・メシア王国
・ユーフラテス川将来までの完全な約束の地
・新しい天と新しい地
そして、この流れの中神は:
・時間焦らない
・時間約束を忘れない
・段階的に、確実に進められる
私たちへの適用
段階的な成長を受け入れる
私たちの信仰生活も、神の救済史と同じように段階的です。
・最初は「エル・シャダイ(全能の神)」として個人的な祝福を経験するかも知れません
・タイガー「ヤハウェ(わたしはある)」として、人生を導く主権者を体験・
さらに成長すると、神の計画の中で自分の役割を考え始めます
今、あなたがいる段階が「レボ・ハマテまで」であっても、落胆する時代は必要ありません。ソロモンの栄光でさえ、完全な約束の実現ではありませんでした。
7章14節の約束は今も生きている
歴代誌下7:14の約束は、しばらく過去のものではありません。これは今も生きています:
「わたしの名前を求めているわたしの民がみずからへりくだり、祈りをささげ、わたしの顔を慕い求める、その悪い道から立ち返るなら、わたしが優しい天から聞いて、彼らの罪を赦し、彼らの地をいやそう。」
この約束は:
・個人に適用されます
・教会に適用されます
・国家に適用されます
日本リバイバルを祈る私たちにとって、この約束は大きな希望です。神は地を癒すことができます。条件は明確です:日本へりくだり、祈り、神の顔を求め、悪い道から立ち帰ること。
新しいぶどう酒を取り入れる
そして、イエスが語られた「新しいぶどう酒」の悩みは、私たちに問いかけます:
「あなたは新しい神の働きを受け入れる準備ができていますか?」
慣れ親しんでいた「古いぶどう酒」は確かに心地よいかもしれません。しかし、神は今も新しいことをされています。聖霊は今も働いておられます。
私たちは「古い物は良い」と言い、新しい神の働きをしてはいません。
結び:段階的に進んでいきたい
今日の通読箇所は、将来の絶望の計画が段階的に、確実に進んでいることを告げています。
エル・シャダイからヤハウェへ。
族長の約束からソロモン王国へ。
レボ・ハマテからユーフラテス川へ。
古い契約から新しい契約へ。
そして、この段階的な進歩は、当面の計画の不完全さを示すものではありません。
今、あなたがどの段階にあっても、神の計画は進んでいます。
「レボ・ハマテまで」到着しかしていないと感じても、それは失敗ではありません。
ソロモンよりも偉大な方、イエス・キリストがすでに来られました。そして、その代わりまた来られる時、すべての約束は完全に成就します。
その日まで、私たちは:
・へりくだり
・祈り
・神の顔を求め
・悪い道から立ち返り続けます
そして神は、私の祈りを聞き、罪を赦し、地を癒してください。
これが、段階的に進む者の困難の計画です。そして、この計画の中に、あなたも私も含まれているのです。
【今日の祈り】
天の父なる神様、あなたの苦悩の計画が段階的に、確実に進んでいることを感謝します。 エル・シャダイとして、ヤウェとして、そしてイエス・キリストとして、ご自身を啓蒙して示してくれたことを感謝します。そして、あなたの新しい働きを取り入れて柔軟な心を与えてください。日本の地を癒してください。 私たちへりくだり、祈り、あなたの姿を求め、悪い道から立ち返ることができますように。イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
「※この記事はAIの支援を受けて作成し、筆者が内容を監修しています」
「※図解はAIツールを使用して作成しました」


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