勝利の秘訣:「子羊の血」と「証しのことば」創世記12章10節から20節 士師記7章8章 マタイ10章24節から42節

通読

目次

はじめに

「どうやったらクリスチャンとして勝利の人生を歩めるのだろう?」

誰もが一度は抱く疑問です。試練に直面し、誘惑に襲われ、時には自分の弱さに打ちのめされる。そんな時、聖書は明確な答えを与えてくれます。

今日は、複数の聖書箇所から「勝利の秘訣」を学んでいきましょう。


📖 創世記12章:神は異教徒にも語られる

パロはどうして分かったのか?

創世記12章10-20節に、不思議な出来事が記されています。

飢饉のためエジプトに下ったアブラハム。彼は妻サライを「妹だ」と偽り、サライはパロの宮廷に召し入れられます。すると:

「しかし、【主】はアブラムの妻サライのことで、パロと、その家をひどい災害で痛めつけた。」(創世記12:17)

興味深いのは、パロ自身が原因を悟ったことです(18-19節)。

「パロはどうやって、災いの原因がサライを召し入れたことだと分かったのか?」

聖書は明示していませんが、考えられる可能性:

  1. 神が直接啓示された(異教徒でも神は語られる:バラム、ネブカデネザルの例)
  2. 夢や幻で示された(創世記20章のアビメレクのように)
  3. 状況から悟った(サライが来て直後から災いが始まった)

教訓:神の主権

重要なのは、偶像の神ではなく、真の神(主)が働かれたということです。

  • 神は全地の主であり、異教の地でも働かれる
  • 人間の策略(アブラハムの嘘)も、神の計画を止められない
  • 神はご自身の民を守られる

アブラハムの失敗にもかかわらず、神の約束は守られました。


💧 士師記7章:御言葉を大切に飲む者

ギデオンの300人の選び方

士師記7章は、有名なギデオンの300人の物語です。32,000人の軍勢が、最終的に300人に絞られます。

その選別方法が興味深い:

「犬がなめるように、舌で水をなめる者は残らず別にしておき、また、ひざをついて飲む者も残らずそうせよ。」(士師記7:5)

なぜ「水のなめ方」で選ばれたのか?

水は何を象徴するか?

聖書では、しばしば御霊御言葉を象徴します。

水=御霊の箇所

  • ヨハネ7:37-39 「わたしを信じる者は…その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになる。これは、イエスを信じる者が後になってから受ける御霊のことを言われたのである」
  • イザヤ44:3 「わたしは潤いのない地に水を注ぎ…あなたの子孫にわたしの霊を注ぎ」
  • エゼキエル36:25-27 「わたしがきよい水をあなたがたの上に振りかける…わたしの霊をあなたがたのうちに授ける」

水=御言葉の箇所

  • エペソ5:26みことばにより、水の洗いをもって、教会をきよめて聖なるものとするため」
  • 詩篇119:9 「どのようにして若い人は自分の道をきよく保てるでしょうか。あなたのことばに従ってそれを守ることです」
  • ヨハネ15:3 「あなたがたは、わたしがあなたがたに話したことばによって、もうきよいのです」

手ですくって飲む=御言葉を大切に味わう

膝をついてがぶ飲みするのではなく、手ですくって慎重に飲む

これは二つの意味があります:

  1. 警戒しながら飲む:敵の動きに注意を払いつつ、水を飲む(実際的な意味)
  2. 御言葉を大切に味わう:一口一口、丁寧に御言葉を味わう姿勢(霊的な意味)

現代への適用:

私たちは聖書を読むとき:

  • 「とりあえず一章読んだ」というように、ただこなすだけになっていないか?
  • それとも、一節一節を噛みしめ、味わい、適用しているか

ギデオンの300人のように、御言葉を警戒しながら(悪魔の誘惑に気をつけながら)、大切に味わう者が、神に用いられます。


🗺️ 士師記8章:味方と敵の混乱

士師記を読んでいて混乱するのが、「誰が味方で誰が敵か」です。特に8章。

整理してみましょう:

【イスラエルの味方】

  • ギデオンの300人
  • ナフタリ、アシェル、マナセ族
  • エフライム族(文句を言うが、最終的に味方)

【敵=ミデヤン連合軍】

  • ミデヤン人(主力)
  • アマレク人
  • 東の人々(イシュマエル人含む)
  • 王:ゼバフとツァルムナ

【イスラエル内の裏切り者】

  • スコテの人々(8:5-7, 14-16)
  • ペヌエルの人々(8:8-9, 17)

両方ともヨルダン川東岸のイスラエルの町ですが、ギデオンが勝つか分からないので協力を拒否しました。

結果:勝利後、ギデオンに厳しく罰せられました。

教訓:日和見主義の危険

信仰の戦いには、日和見主義は許されません。

  • 「勝ちそうなら味方する」という態度は、神の前に罪
  • 神の働きに参加しないことは、神に敵対すること(士師記5:23「メロズを呪え…」)

私たちも問われています:

  • 神の働きに全力で参加しているか?
  • それとも「様子見」「安全策」をとっているか?

エポデが躓きになった理由(士師記8:27)

「ギデオンはそれで、一つのエポデを作り、彼の町のオフラにそれを置いた。すると、イスラエルはみな、それを慕って、そこで淫行を行った。それはギデオンとその一族にとって、落とし穴となった。」(士師記8:27)

これは深刻な霊的堕落を示しています。

エポデとは何か?

エポデは本来、大祭司が着る祭司服の一部です(出エジプト記28章)。胸当てがつけられ、12部族を象徴する宝石がはめ込まれていました。神殿での礼拝に用いられる聖なるものでした。

なぜ躓きになったのか?

  1. 神の定めた礼拝の場所を無視した
    • 当時、正式な礼拝の場所はシロの幕屋
    • しかしギデオンは自分の町オフラにエポデを置いた
    • これは礼拝の中央集権を破壊する行為
  2. 偶像崇拝的な使い方をした
    • 「慕って」「淫行を行った」=偶像のように拝んだ
    • エポデそのものを崇拝の対象にしてしまった
    • 神を礼拝するための道具が、神の代わりになってしまった
  3. 人間の栄光を求めた
    • ギデオンの功績を記念する物になった
    • 8:23で「主があなたがたを治められます」と正しく言ったのに…
    • 結果的に、人々の注目がギデオンに集まってしまった
  4. 神の方法を外れた
    • 動機は良かったかもしれない(神への感謝)
    • しかし、神の方法(シロでの礼拝)を外れた
    • 「良かれと思って」が、大きな躓きになった

現代への教訓

善い動機から始まったものでも、神の方法を外れると躓きになります。

  • 礼拝の「形」「場所」「方法」は神が定められる
  • 「自分なりの礼拝」「自分なりの献身」は危険
  • 神の栄光を横取りしてしまう可能性

私たちも問われます:

  • 奉仕や働きが、神の栄光ではなく自分の栄光になっていないか?
  • 「良かれと思って」神の方法を無視していないか?
  • 神への献身が、人々の注目を自分に集める道具になっていないか?

🕊️ イシュマエル人を殺さなければならなかった理由

士師記8:24に、こう記されています:

「殺された者たちはイシュマエル人であったので、金の耳輪をつけていたからである」

「イシュマエル人もアブラハムの子孫なのに、なぜ殺されなければならなかったのか?」

これは痛みを伴う問いです。

旧約時代の背景

当時の状況:

  • イシュマエル人はアブラハムの子孫(創世記16章、25:12-18)
  • しかし約束の子孫ではない(創世記17:20-21)
  • 彼らは遊牧民で、ミデヤン人と同盟してイスラエルを襲っていた
  • イスラエルへの敵対行為が裁きの理由

旧約の原則:

  • 血縁だけでは救いにならない(ローマ9:6-8「肉の子どもがそのまま神の子どもなのではなく」)
  • 神の契約に敵対する者は、血縁があっても裁きを受ける
  • これは旧約の裁きの時代における原則

しかし、神のイシュマエルへの約束

重要なのは、神はイシュマエルも祝福すると約束されたことです!

「わたしはイシュマエルについても、あなたの言うことを聞き入れた。確かに、わたしは彼を祝福し、彼の子孫を増やし、非常に多く増やす。彼は十二人の族長たちを生む。わたしは彼を大いなる国民とする。」(創世記17:20)

「神は…イシュマエルをも祝福された。」(創世記17:20、25:12-18)

神は約束を守られる方です。イシュマエルの子孫も祝福されました。

現代における成就:アブラハム合意

驚くべきことに、私たちは今、その約束の成就を目撃しています!

2020年アブラハム合意(Abraham Accords)

  • アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、モロッコ、スーダンなどがイスラエルと国交正常化
  • かつての敵が、今や協力関係に
  • これはイシュマエルの子孫とイサクの子孫の和解の始まり

これは偶然ではありません。神の約束の成就です。

福音の広がり:すべての国民へ

新約の時代、状況は劇的に変わりました:

「ユダヤ人もギリシア人もなく…あなたがたはみな、キリスト・イエスにあって一つだからです。あなたがたがキリストのものであれば、アブラハムの子孫であり、約束による相続人なのです。」(ガラテヤ3:28-29)

血縁は関係なくなりました。信仰によって、すべての人がアブラハムの子孫となります。

イスラム圏での奇跡:イエス様の直接的な啓示

今、イスラム圏で驚くべきことが起きています:

  • 夢や幻の中で、イエス様が直接現れる
  • 多くのムスリムが「白い衣を着た方」に出会い、回心している
  • 人間の宣教師が行けない場所でも、聖霊が直接働いている
  • イランやサウジアラビアなど、かつて福音が閉ざされていた地域でも

これは何を意味するか?

神は、イシュマエルの子孫も愛しておられます。
アブラハムの神は、すべての民族の神です。

アブラハムを祝福する者は祝福される

創世記12:3の約束:

「あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたを呪う者をわたしは呪う。地のすべての民族は、あなたによって祝福される。」

この約束は今も有効です。

歴史が証明する真理

イスラエルを祝福した国々:

  1. ポーランド
    • 中世、ユダヤ人を保護し歓迎
    • 「ヨーロッパのユダヤ人の楽園」と呼ばれた
    • 結果:ポーランドは繁栄し、大国となった
  2. イギリス
    • クロムウェル時代、ユダヤ人を再び受け入れた
    • バルフォア宣言(1917年)でイスラエル建国を支援
    • 大英帝国の最盛期と重なる
  3. アメリカ
    • ユダヤ人を受け入れ、保護
    • イスラエル建国を最初に承認(1948年)
    • 世界最強国となった

逆に、イスラエルを迫害した国々:

  • バビロン、ペルシャ、ギリシャ、ローマ、ナチス・ドイツ…
  • すべて滅びるか、衰退した

これは偶然ではありません。神の約束は今も生きています。

メディアの偏向報道に惑わされない

現代、メディアは反イスラエルの報道を流し続けています。

  • イスラエルの「攻撃」だけが報道される
  • ロケット弾攻撃や、テロの文脈は無視される
  • 「パレスチナの犠牲者」だけがクローズアップされる

しかし、真実を見極める必要があります:

  • イスラエルは自衛のために戦っている
  • 周辺国から絶えず攻撃を受けている
  • それでも、民間人の犠牲を最小限にしようと努力している

クリスチャンは、神の視点で物事を見る必要があります。

日本よ、イスラエルを祝福せよ!

日本にとって、これは重要なメッセージです:

日本は今、選択を迫られています:

  • 世界の流れに従って反イスラエルになるのか?
  • それとも、神の約束を信じてイスラエルを祝福するのか?

日本がイスラエルを祝福するなら、日本も祝福されます。

  • 経済的祝福
  • 霊的覚醒
  • 国としての守り

私たちクリスチャンができること:

  1. イスラエルのために祈る
  2. イスラエルについて正しい情報を学ぶ
  3. 反イスラエルの嘘に対抗する
  4. イスラエルを愛し、支援する

神は愛の方です

この全体の物語から、私たちは何を学ぶべきでしょうか?

神は愛の方です。間違っているのは人間の方です。

  • 神はイサクもイシュマエルも愛しておられる
  • 神はユダヤ人もアラブ人も愛しておられる
  • 神はすべての民族を愛しておられる

しかし、人間が:

  • 憎しみを選び
  • 分裂を選び
  • 戦争を選ぶ

神の計画は、キリストにあってすべての民族を一つにすることです。

「キリストこそ私たちの平和です。キリストは…隔ての壁を打ち壊し…二つのものを一つの新しい人に造り上げて平和を実現し」(エペソ2:14-15)

これが福音の力です。

  • イサクの子孫もイシュマエルの子孫も
  • ユダヤ人もアラブ人も
  • 日本人も、すべての民族も

キリストにあって一つになれます。

これこそが、アブラハムへの約束の究極的な成就です:

「地のすべての民族は、あなたによって祝福される。」(創世記12:3)


✝️ マタイ10章:弟子の道と十字架

自分の十字架を負う

「自分の十字架を負ってわたしについて来ない者は、わたしにふさわしい者ではありません。」(マタイ10:38)

「十字架を負う」とは何でしょうか?

よく誤解されるのは:

  • ❌ 「人生の困難や試練を我慢すること」
  • ❌ 「病気や貧困を甘んじて受けること」

本当の意味は:

  • 自分の意志を神に明け渡すこと
  • 日々、自分の「我」に死ぬこと
  • 自分の計画よりも、神の計画を優先すること

ルカ9:23はさらに明確です:

「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、日々自分の十字架を負って、わたしに従って来なさい。」

**「日々」**というのがポイントです。

日本における「殉教」

黙示録20:4は、殉教者を賛美します。しかし、日本で物理的な殉教はまれです。

では、現代の殉教とは?

「自分の頭(考え・意志)を切り落とし、キリストを頭とすること」

これが日本における殉教です。

  • 自分の野心よりも、神の栄光を優先する
  • 自分の計画よりも、神の御心を求める
  • 自分の権利よりも、他者への愛を選ぶ

これが「日々十字架を負う」ということです。


🩸 黙示録12:11:勝利の秘訣

さて、今日のメインテーマです。

「兄弟たちは、子羊の血と、自分たちの証しのことばのゆえに竜に打ち勝った。彼らは死に至るまでも自分のいのちを惜しまなかった。」(黙示録12:11)

質問:原文に「この」は入っているか?

ある教えでは、この箇所を:

「兄弟たちは、子羊の血と、自分たちのこの証しのこのことばのゆえに竜に打ち勝った」

と読み、「この」は子羊の血を指すと説明します。

原文(ギリシャ語)を確認すると:

καὶ αὐτοὶ ἐνίκησαν αὐτὸν διὰ τὸ αἷμα τοῦ ἀρνίου καὶ διὰ τὸν λόγον τῆς μαρτυρίας αὐτῶν

直訳:「そして彼らは彼(竜)に打ち勝った、子羊の血によって、そして彼らの証しのことばによって」

### 原文には「この」は入っているか? 原文(ギリシャ語)を確認すると:

**διὰ τὸν λόγον τῆς μαρτυρίας αὐτῶν**

**τὸν** = **the**(定冠詞)

– λόγον = word

**τῆς** = **of the**(定冠詞)

– μαρτυρίας = testimony – αὐτῶν = their

**結論:「この」という指示代名詞(οὗτος)はありませんが、 定冠詞(the)があり、これが指示的機能を果たしています。

** つまり「THE word of THE testimony」= **「その(特定の)証しのことば」** 文脈から、この「特定の証し」とは明らかに **「子羊の血についての証し」**です。

結論:「この」は原文にない

原文に「この」(指示代名詞)はありません。

あるのは「彼らの」(所有代名詞)です。

しかし!神学的には完全に正しい

「証しのことば」の内容は、間違いなく「子羊の血についての証し」です。

なぜなら:

  1. 新約の「証し」は常にキリストの死と復活について
    • 使徒2:23-24(ペテロの説教)
    • 使徒4:10-12
    • 使徒5:30-31
    • 1コリント15:3-4(福音の要約)
  2. 黙示録全体が血潮を強調
    • 黙示録1:5「その血によって私たちを罪から解き放ち」
    • 黙示録5:9「あなたの血により…贖われました」
    • 黙示録7:14「子羊の血で衣を洗って」
  3. 打ち勝つ力の源泉は血潮そのもの
    • 証しのことばは、その血による勝利を宣言すること
    • つまり、「イエスの血によって私は勝利者だ」という血潮についての証し

🎯 証しのことば=血潮の宣言

これは過言ではない!

「証しのことば」を「主イエスの十字架の血潮の宣言」と言っても、全く過言ではありません。

むしろ、それが核心です。

なぜ血潮の宣言が武器なのか?

1. 悪魔の告発を無効化する

悪魔は「昼も夜も…訴えている者、告発する者」(黙示録12:10)です。

悪魔の告発:

  • 「お前は罪人だ」
  • 「お前は失格だ」
  • 「お前に神の愛はない」

私たちの宣言:

  • イエスの血が私の罪を清めた!」(1ヨハネ1:7)
  • もはや、罪に定められることがない!」(ローマ8:1)
  • イエスの血が私の弁護者だ!」(1ヨハネ2:1-2)

悪魔の告発は法的に無効

2. 悪魔の権威を打ち砕く

「それは、その死によって、悪魔という、死の力を持つ者を滅ぼし」(ヘブル2:14)

「もろもろの支配と権威の武装を解除し…さらしものにされました」(コロサイ2:14-15)

十字架の血によって、悪魔はすでに敗北しています。

私たちが宣言する時:

  • 「イエスの血によって、悪魔はすでに敗北している!」
  • 「十字架で決着はついた!」

悪魔は逃げ去るしかない

3. 過越の原理

「その血はあなたがたのためにしるしとなる。わたしはその血を見て、あなたがたのところを過ぎ越す」(出エジプト12:13)

血を門柱に塗る=血を宣言する → 死の使いは過ぎ越す

同じように: 私たちが「イエスの血」を宣言する時、悪魔の攻撃は私たちを過ぎ越します。


💪 実際の血潮の宣言

罪責感に襲われた時:

「イエスの血が私のすべての罪を洗い清めた。私は義と認められている!」

病気や苦しみの中で:

「イエスは私の咎を負い、私の病を担われた。その打ち傷によって私はいやされた!」

悪魔の攻撃を受けた時:

「イエスの血によって、悪魔はすでに敗北している。私は子羊の血によって勝利者だ!」

恐れに襲われた時:

「神が私たちの味方なら、誰が私たちに敵対できるでしょう。御子をさえ惜しまずに死に渡された方が、すべてのものを与えてくださらないことがあるでしょうか」

不安や疑いの中で:

「イエスの血によって、私は神に近づくことができる。大胆に恵みの御座に近づける!」


🔥 勝利の三要素

黙示録12:11をもう一度:

「兄弟たちは、子羊の血と、自分たちの証しのことばのゆえに竜に打ち勝った。彼らは死に至るまでも自分のいのちを惜しまなかった。」

勝利の三要素:

  1. 子羊の血(客観的根拠)
    • イエスの十字架の犠牲
    • 完成された贖い
    • 悪魔を打ち破る力の源
  2. 証しのことば(主観的信仰告白)
    • その血による救いを信じて告白する
    • 「イエスの血が私を清めた」と宣言する
    • その真理を声に出して語る
  3. 死に至るまで(究極の献身)
    • この世の命よりも、キリストへの忠誠を優先
    • 自分の意志を十字架につける
    • 日々、自分に死んでキリストに生きる

この三つが揃った時、悪魔は完全に敗北します。


🌟 まとめ:勝利の人生を歩むために

今日学んだこと:

  1. 神の主権を信じる(創世記12章)
    • 私たちの失敗さえも、神は益としてくださる
    • 神は異教の地でも働かれる全地の主
  2. 御言葉を大切に味わう(士師記7章)
    • 一節一節、警戒しながら、丁寧に
    • ギデオンの300人のように
  3. 日和見主義を避ける(士師記8章)
    • 神の働きに全力で参加する
    • 「様子見」は神への不信仰
  4. 神の方法に従う(エポデの教訓)
    • 善い動機でも、神の方法を外れたら躓きになる
    • 神の栄光を横取りしない
  5. 神はすべての民族を愛しておられる(イシュマエルの祝福)
    • イサクもイシュマエルも、神の愛の対象
    • アブラハム合意に見る、神の約束の成就
    • イスラム圏でもイエス様が直接働いておられる
  6. イスラエルを祝福する(創世記12:3)
    • アブラハムを祝福する者は祝福される
    • 歴史がこの真理を証明している
    • 日本もイスラエルを祝福すべき
  7. 日々十字架を負う(マタイ10章)
    • 自分の意志を神に明け渡す
    • 日本における「殉教」=自分を主とせず、キリストを主とする
  8. 血潮を宣言する(黙示録12:11)
    • 「イエスの血によって私は勝利者だ!」
    • これが悪魔を打ち負かす最強の武器

今日からの実践:

1. 血潮を宣言する

困難や試練に直面した時、声に出して宣言してください:

「イエスの血が私を贖った!」
「イエスの血によって私は勝利者だ!」
「悪魔よ、お前はすでに敗北している!」

2. イスラエルのために祈る

毎日、イスラエルのために祈りましょう:

  • イスラエルの平和のために(詩篇122:6)
  • イスラエルの救いのために(ローマ10:1)
  • イスラエルと周辺国の和解のために
  • 日本がイスラエルを祝福する国となるために

3. 真理を語る

  • 反イスラエルの偏向報道に惑わされない
  • 神の視点で世界を見る
  • 必要な時には、真理を語る勇気を持つ

📖 聖書を読み続けるために:励ましのことば

ここまで読んでくださって、こう思われたかもしれません:

「聖書って、やっぱり難しい…」

その気持ち、よく分かります。

旧約と新約、それぞれの難しさ

旧約聖書

  • 歴史の流れが複雑
  • 地名や人名がたくさん出てくる
  • 文化的背景が分からないと理解しにくい
  • 「誰が味方で誰が敵?」と混乱する

新約聖書

  • 霊的な深みがある
  • 実生活への適用が難しい
  • 「分かったつもり」で終わってしまう
  • 文化の違いで誤解しやすい

本当にそうですね。

でも、諦めないでください

大切なのは、諦めずに、祈りながら読み続けることです。

なぜなら:

「聖霊があなたがたに、すべてのことを教え、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。」(ヨハネ14:26)

聖霊様が、そばにいてくださいます。

  • 一人で読んでいるようでも、一人ではありません
  • 理解できない箇所があっても、聖霊様が教えてくださいます
  • 祈りつつ読むなら、必要な光を与えてくださいます

分からないことは、主に聞きましょう

主に祈りつつ、主に聞くと、様々な助けを与えてくださいます:

1. 礼拝での学び

  • 牧師先生のメッセージ
  • スモールグループでの分かち合い
  • 兄姉との交わりの中での気づき

2. 科学の力(AI)

  • 原語(ヘブライ語・ギリシャ語)の確認
  • 歴史的背景の調査
  • 聖書箇所の相互参照
  • 神学的な質問への回答

3. 著書

  • 信頼できる注解書
  • 聖書辞典
  • クリスチャン作家の本

4. YouTubeなどの動画

  • 聖書講解
  • 聖地の映像

私たちは、とても恵まれた環境にいます!

昔のクリスチャンには考えられなかった、豊かなリソースが与えられています。

でも、警戒も必要です

しかし、情報があふれているからこそ、注意が必要です。

ギデオンの300人を思い出してください:

「犬がなめるように、舌で水をなめる者…」(士師記7:5)

  • 膝をついてがぶ飲みするのではなく
  • 手ですくって、警戒しながら、大切に飲む

これが、現代の私たちに必要な姿勢です。

聖書で確かめる

どんなに素晴らしい教えでも、必ず聖書で確かめましょう。

「ベレヤの人々は…非常に熱心にみことばを受け入れ、はたしてそのとおりかどうか、毎日聖書を調べた。」(使徒17:11)

チェックリスト:

  • ✅ この教えは聖書的か?
  • ✅ 聖書箇所を正しく解釈しているか?
  • ✅ 他の聖書箇所と矛盾していないか?
  • ✅ キリストの福音の中心(十字架と復活)から外れていないか?
  • ✅ 実を見て判断する(マタイ7:16):この教えは良い実を結んでいるか?

間違った教えの特徴:

  • 聖書の一部だけを強調し、全体を無視する
  • 人間の栄光を求める
  • 恐怖で支配する
  • 献金や服従を過度に要求する
  • キリストの血潮よりも、人間の行いを強調する

敵の攻撃に警戒しながら、御言葉を大切に飲む

この姿勢を、失いたくありません。

なぜなら:

  • サタンは「聖書を使って」誘惑します(マタイ4:6)
  • 偽教師は「良いこと」を語りながら、本質をずらします
  • 情報があふれる時代だからこそ、真理を見極める目が必要

でも、恐れる必要はありません。

なぜなら:

主は生きておられます

主は生きておられます。

そして、私たちを見守ってくださっています。

「見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。」(マタイ28:20)

「わたしの目はあなたを見守る。」(詩篇32:8)

主は:

  • あなたの祈りを聞いておられます
  • あなたの葛藤をご存じです
  • あなたが理解できるように、助けを送ってくださいます
  • あなたが成長することを喜んでおられます

完璧でなくていい

一度で完璧に理解する必要はありません。

  • 分からない箇所があっても大丈夫
  • 時間をかけて、少しずつ理解が深まります
  • 聖霊様が、必要な時に必要な光を与えてくださいます

大切なのは:

  • 諦めずに読み続けること
  • 祈りながら読むこと
  • 学んだことを実践すること
  • 謙虚に、警戒しながら、しかし喜んで学ぶこと

あなたへの励まし

もしあなたが今:

  • 「聖書は難しい」と感じているなら
  • 「自分には理解できない」と思っているなら
  • 「もっと深く学びたい」と願っているなら

知ってください:

主はあなたの願いをご存じです。

そして、必ず助けてくださいます。

ギデオンの300人のように、御言葉を大切に飲む者を、主は用いてくださいます。

諦めないでください。

祈りながら、警戒しながら、しかし喜びをもって、聖書を読み続けてください。

主は生きておられ、あなたを見守っておられます。


おわりに:神は愛の方です

今日の学びを通して、私たちは大切な真理を見ました:

神は愛の方です。間違っているのは人間の方です。

  • 神はアブラハムもイシュマエルも愛された
  • 神はユダヤ人もアラブ人も愛しておられる
  • 神は日本人も、すべての民族も愛しておられる

そして、その愛の中心には、いつも「子羊の血」があります。

旧約の:

  • 過越の血
  • レビ記の贖いの血
  • すべての犠牲の血

これらはすべて、イエス・キリストの十字架の血潮を指し示していました。

この血潮こそが:

  • ユダヤ人とアラブ人を和解させる
  • すべての民族を一つにする
  • 私たちを罪から解放し、悪魔に打ち勝たせる

究極の力です。


🙏 最後に:日本への祈り

日本が、イスラエルを祝福する国となりますように。

日本が、アブラハムの神を知る国となりますように。

日本に、大いなるリバイバルが起こりますように。

そして何よりも:

日本人一人ひとりが、「子羊の血」の力を知り、宣言する者となりますように。


あなたも今日から、血潮を宣言する者となってください。

それが、勝利のクリスチャン人生の秘訣です。

そして、イスラエルを祝福する者となってください。

それが、日本が祝福される道です。

神は忠実な方です。約束を必ず守られます。

  • アブラハムへの約束
  • イシュマエルへの約束
  • 教会への約束

すべてが、キリストにあって実現します。


祝福をお祈りします! 🙏✨

ハレルヤ!主イエスの御名によって!


参考聖書箇所

今日のメイン箇所:

  • 創世記12:10-20(アブラハムとパロ)
  • 士師記7-8章(ギデオンの300人)
  • マタイ10:24-42(弟子の道)
  • 黙示録12:10-11(勝利の秘訣)

血潮に関する箇所:

  • ヨハネ7:37-39(生ける水)
  • 1ヨハネ1:7(血による清め)
  • ローマ8:1(罪に定められない)
  • ヘブル2:14(悪魔を滅ぼす)
  • コロサイ2:14-15(十字架の勝利)
  • 出エジプト12:13(過越の血)
  • レビ記17:11(血による贖い)

イシュマエルとすべての民族への祝福:

  • 創世記17:20(イシュマエルへの約束)
  • 創世記12:3(アブラハムへの約束)
  • ガラテヤ3:28-29(キリストにあって一つ)
  • エペソ2:14-15(隔ての壁を打ち壊す)
  • ローマ9:6-8(肉の子どもと約束の子ども)

イスラエルの祝福:

  • 詩篇122:6(エルサレムの平和のために祈れ)
  • ローマ10:1(イスラエルの救いへの祈り)
  • ローマ11章(イスラエルの回復)

御言葉に関する箇所:

  • エペソ5:26(みことばによる水の洗い)
  • 詩篇119:9(ことばによる清め)
  • ヨハネ15:3(ことばによって清い)

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