エサウの系図からヨブ記への繋がり

通読用参考図解

聖書に出てくる系図には、思わぬ宝物があります。

一読では分からなくても、何回も聖書全体を通読していると、「あれ。これどこかで書いてあった名前…」と気が付き、つながりを調べる探求の旅をしたくなります。

本来のデボーションではないのでは?横道反れてる?と思いきや、いやいや、いつも主が脱線を利用してしっかり主のすばらしさを味わうことが出来る旅にしてくださいます。

エサウの系図からヨブ記への繋がり

📜 エサウの系図からヨブ記への繋がり

創世記36章が明かす、ヨブ記の時代背景

アブラハム
אַבְרָהָם
信仰の父
イサク
יִצְחָק
約束の子
エサウ(エドム)
עֵשָׂו / אֱדוֹם
ヤコブの兄・セイルの山地に定住
創世記36:1, 8
エリファズ
אֱלִיפָז
エサウの長子(妻アダから)
創世記36:10
テマン
תֵּימָן
エリファズの長子・エドムの首長
創世記36:11, 15
🔗 ここがヨブ記との接点!
テマンはエドムの地名となり、
その地の人々は「テマン人」と呼ばれました。
エドム(特にテマン)は知恵の伝統で有名でした。
創世記36章
テマン
エサウの孫
創世記36:11
➡️
ヨブ記
テマン人エリファズ
אֱלִיפַז הַתֵּימָנִי
ヨブの三人の友の一人
ヨブ記2:11
ヨブ
אִיּוֹב
ウツの地の人・神が「わたしのしもべ」と呼んだ
ヨブ記1:1, 8
💡 この繋がりが示すこと
ヨブの友人エリファズが「テマン人」であることから、ヨブは族長時代(アブラハム〜ヤコブの時代)に生きた人物である可能性が高いことがわかります。

また、神はイスラエルの選びの外にいるエサウの子孫の中にも働いておられ、知恵の伝統を育まれました。ヨブ記が聖書に含まれていることは、神が全ての人の神であることの証拠です。

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