ダビデ王の妻たち

通読用参考図解

聖書に記録された妻と側室の一覧票

第二サムエル記の終わりの方で、「この名前は誰の母?」「どこに出てきた人」?と気になって仕方がなくなることはありませんか?

私がそうでした。気になり始めると聖書を読む自信がなくなり、遠のきがちになってしまう。でも一覧にしてみると、それほど難しいことではなく、落ち着いて読めるようになりました。

私と同じように感じる方のために、その人にまつわる出来事と聖書箇所を入れて表にしてみました。これで落ち着いて通読できますように。

ダビデ王の妻たち

👑 ダビデ王の妻たち

聖書に記録された妻と側室の一覧

名前 立場 出自 主な出来事・性質 聖書箇所
ミカル מִיכַל(ミーハル) 正妻 サウル王の娘
(最初の妻)
◎ ダビデを愛し、逃亡を助けた
○ サウルによりパルティエルに与えられた
✕ 契約の箱を運ぶダビデの踊りを軽蔑
→ 死ぬまで子がなかった
Ⅰサム18:20-28
Ⅱサム3:13-16
Ⅱサム6:16-23
アヒノアム אֲחִינֹעַם(アヒノアム) 正妻 イズレエル人 ○ ダビデの逃亡時代に妻となった
○ 長男アムノンの母
Ⅰサム25:43
Ⅱサム3:2
アビガイル אֲבִיגַיִל(アビガイル) 正妻 カルメル人
ナバルの元妻
◎ 「聡明で美しい」(Ⅰサム25:3)
◎ 知恵ある言葉でダビデの怒りを鎮めた
○ 夫ナバルの死後、ダビデの妻に
Ⅰサム25:2-42
Ⅱサム3:3
マアカ מַעֲכָה(マアハー) 正妻 ゲシュル王
タルマイの娘
(外国王女)
○ ゲシュルとの政略結婚
○ アブシャロムとタマルの母
Ⅱサム3:3
Ⅱサム13-19章
ハギテ חַגִּית(ハッギート) 正妻 不明
(名は「祭りの」の意)
○ アドニヤの母 Ⅱサム3:4
Ⅰ列王1-2章
アビタル אֲבִיטָל(アビータル) 正妻 不明
(名は「私の父は露」の意)
○ ヘブロン時代の妻
○ シェファテヤの母
Ⅱサム3:4
エグラ עֶגְלָה(エグラー) 正妻 不明
(名は「雌の子牛」の意)
○ ヘブロン時代最後に記される妻
○ イテレアムの母
Ⅱサム3:5
バテ・シェバ בַּת־שֶׁבַע(バト・シェバ) 正妻 エリアムの娘
ヘテ人ウリヤの
元妻
✕ ダビデが姦淫を犯し、夫ウリヤを戦死させた
◎ ダビデの悔い改めのきっかけに
◎ ソロモンの王位継承のために尽力
◎ 「王母(ゲビラー)」として影響力を持った
Ⅱサム11-12章
Ⅰ列王1-2章
Ⅰ歴3:5
側室たち פִּילַגְשִׁים(ピラグシーム) 側室 複数(名前不明) ○ エルサレムで多くの側室をめとった
✕ アブシャロム反逆時、10人が辱められた
→ 後に「生ける寡婦」として隔離された
Ⅱサム5:13
Ⅱサム15:16
Ⅱサム16:21-22
📖 補足:ダビデには聖書に名前が記録されている妻が8人、そのほかに多くの側室がいました。各妻の子どもたちの詳細と運命については「ダビデの息子たちの運命」の表をご覧ください。

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