第二サムエル18章19章 登場人物関係図

通読用参考図解

「火を呼びくだし、雨を降らしし エリヤも我と同じ人なり」

この聖歌が歌うように、聖書に登場する人物たちは、遠い神話の住人ではありません。私たちと同じ人間が、同じ地球上で、神様と共に歩んだ歴史的事実が聖書には記されています。

シオンの丘、モリヤの山、ギホンの泉 ― これらは今もイスラエルに存在する実在の場所です。今日の聖書通読箇所に登場する場面もです。

この図解を通して、聖書の舞台、原語、人物を少しでも身近に感じていただけたら嬉しいです。知らなかったことを知り、分からなかったことが分かり、疑問が解決する ― そんな小さな発見が、聖書を開く楽しみにつながりますように。

第二サムエル18-19章 登場人物関係図

👑 ダビデ王家

👑
ダビデ
イスラエルの王
息子への愛と王としての責任の間で苦悩
「私がおまえに代わって死ねばよかった」
反逆
⚔️
アブシャロム
ダビデの息子・反逆者
民の心を盗み、父に反乱を起こした
樫の木に引っ掛かり死亡

🔵 ダビデ側の主要人物

⚔️
ヨアブ
将軍(ツェルヤの子)
王の命令に背きアブシャロムを殺害。冷酷だが有能
18:14
🛡️
アビシャイ
将軍(ヨアブの兄弟)
シムイを殺すべきと進言したが、ダビデに止められる
19:21
🏹
イタイ
ガテ人・将軍
外国人でありながらダビデに忠実に仕えた
18:2
📜
ツァドク
祭司
ダビデに忠実。息子アヒマアツを使者として送る
18:19
🏃
アヒマアツ
ツァドクの息子
勝利を伝えたかったが、アブシャロムの死は告げられなかった
18:19-29
🌍
クシュ人
使者(外国人)
ダビデの命令を知らず、アブシャロムの死を率直に報告
18:31-32

🟢 ダビデ帰還時の人物

変節
😰
シムイ
ベニヤミン人(ゲラの子)
かつてダビデを呪ったが、情勢変化で真っ先に迎えに来た
19:16-23
中傷者
🐍
ツィバ
サウル家のしもべ
メフィボシェテを中傷し、主人の財産を奪おうとした
19:17
忠実
💚
メフィボシェテ
サウルの孫(足なえ)
ツィバに騙され、誤解されたまま。しかし真実を貫いた
19:24-30
恩人
👴
バルジライ
ギルアデ人(80歳)
マハナイムでダビデを養った富んだ人。謙遜に辞退
19:31-39
👤
キムハム
バルジライの息子
父に代わってダビデに仕えることになった
19:37-40
裏切り
⚔️
アマサ
元アブシャロム軍司令官
ダビデに赦され、ヨアブに代わる将軍に任命された
19:13

🔗 主な関係性

👑↔️⚔️ ダビデ → アブシャロム:父と息子。反逆されても愛を捨てられなかった
⚔️✖️👑 ヨアブ ✖ ダビデの命令:王の命令を無視してアブシャロムを殺害
🐍→💚 ツィバ → メフィボシェテ:主人を中傷し財産を奪おうとした
👴→👤 バルジライ → キムハム:自分の代わりに息子を王に仕えさせた
😰⚡👑 シムイ ⇔ ダビデ:かつて呪い、今は赦しを乞う(変節)
⚔️👥⚔️ ヨアブ = アビシャイ:兄弟、共にツェルヤの子

⚔️ 勢力図

🔵 ダビデ側

  • 将軍:ヨアブ、アビシャイ、イタイ
  • 祭司:ツァドク、エブヤタル
  • 使者:アヒマアツ、クシュ人
  • 支援者:バルジライ、キムハム
  • 忠臣:メフィボシェテ

🔴 アブシャロム側(敗北)

  • 首謀者:アブシャロム(死亡)
  • 司令官:アマサ(後にダビデ側へ)
  • 支持者:イスラエルの一部の民

⚪ 日和見・変節者

  • シムイ:呪い→赦しを乞う
  • ツィバ:機を見て立ち回る

📖 章ごとの重要場面

18章
エフライムの森の戦い

ダビデ軍の勝利。アブシャロムは樫の木に引っ掛かり、ヨアブに殺される。ダビデの嘆き。

19章前半
ヨアブの叱責とダビデの決断

「門に座れ」との叱責。ダビデは王として立ち上がり、民の前に出る。

19章後半
ダビデの帰還

シムイの赦し、メフィボシェテの弁明、バルジライとの別れ。ユダとイスラエルの争い。

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