火と塩の神学 マルコ9章50節

通読用参考図解

図解で記憶に残したいと思って作っていますが、それでも忘れます。だからこそ、記事に残しておく価値があるのだと気づきました。反復すると記憶に残りやすいです。

いつか時間がある時に、過去記事のサブタイトルに聖書箇所を書き込んで調べやすいようにしていきたいと思っています。そうすれば、自分専用の聖書辞典のようになりそうです。ブログを始めた時なんとなく辞書のようであるけれど、証や気づきも入っていて、そんなコンテンツを作りたいと考えていました。記事を書きながら使いやすいブログの構成をしています。自分に使いやすいものは、読者にも使いやすいと信じて。

塩と火の神学 ― マルコ9章49-50節

の神学

「すべては、火によって、塩けをつけられるのです。
塩は、ききめのあるものです。しかし、もし塩に塩けがなくなったら、
何によって塩けを取り戻せましょう。
あなたがたは、自分自身のうちに塩けを保ちなさい
そして、互いに和合して暮らしなさい。」
マルコ 9:49-50
🔥

火(πῦρ / אֵשׁ)

ピュール / エーシュ
  • 試練・苦難
    「火で精錬される金のように」
    信仰が試され、純化される(Ⅰペテロ1:7)
  • 聖霊の火
    清めと聖化をもたらす
    ペンテコステの炎のような舌(使徒2:3)
  • 裁きの火
    ゲヘナの消えない火(マルコ9:48)
    最終的な審判
🧂

塩(ἅλας / מֶלַח)

ハラス / メラハ
  • 防腐作用
    腐敗を止め、保存する
    この世の堕落に抵抗する力
  • 味付け
    味わいを与える
    人生に深みと豊かさをもたらす
  • 契約の印
    「神の契約の塩」(レビ記2:13)
    永続性と忠実さの象徴

旧約聖書の背景 ― いけにえと塩

「あなたの穀物のささげ物にはどれにも塩で味をつけなければならない。
あなたのささげ物から、あなたの神の契約の塩
絶やしてはならない。」

レビ記 2:13

いけにえのプロセス ― 弟子への適用

🐑
生きたいけにえ
ローマ12:1
自分自身を献げる
🔥
火を通る
試練・苦難
聖霊による清め
🧂
塩味をつけられる
契約の民として
整えられる

塩味を保つとは

✓ 塩味がある状態
・神との契約関係が生きている
・この世に同化しない独自性
・周囲に良い影響を与える
・互いに和合して暮らせる
✗ 塩味を失った状態
・この世に同化してしまう
・弟子としての特質を失う
・見た目は信者でも実質は形骸化
・「誰が一番偉いか」を争う

弟子たちは「誰が一番偉いか」を論じ合っていた(マルコ9:34)。
しかし塩味を保つ者は、競争ではなく平和の中に生きる。

自分が神への「生きたささげもの」であることを知っている者は、
もはや自己主張や地位争いに意味を見出さない。

「あなたがたは、自分自身のうちに塩けを保ちなさい。
そして、互いに和合して暮らしなさい。」
マルコ 9:50

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